
海外FX業者には利用規約があり、違反すると出金拒否やアカウント凍結などのペナルティが課せられます。そのようなトラブルの多くは、トレーダーのルール違反が原因となっているケースがほとんどです。ルールをきちんと把握していれば、トラブルになることもありません。しかし、トレーダーのなかには、知らないうちに禁止行為をしている方がいるかもしれません。
この記事では、多くの海外FX業者が定める禁止行為について、詳細を解説していきます。違反行為による罰則を回避したい方や、モラルのあるトレードを行いたい方は、参考にしてみてください。
海外FXにおける主な禁止行為
海外FXには禁止されている行為があり、トレーダーが知らずに(意図的に)行うと口座凍結などの罰則を課せられる可能性があります。主な行為は、以下のとおりです。
- AIを使った取引
- 他業者間での両建て
- 複数人による両建て
- 複数口座間での両建て
- 裁定取引(アービトラージ)
- 指標発表時のハイレバレッジ取引
- 窓開けや窓埋めのみを狙った取引
- ボーナスを不正取得するための取引
- 接続遅延やレートエラーを利用した取引
ルールを守った取引を行うためにも、詳細をチェックしておきましょう。
AIを使った取引
海外FXでは、AI(人工知能)を利用した取引が禁止事項に含まれています。なかでも高速トレードや外部システムを利用した取引は、サーバーに過度な不可を与える取引として禁止されているようです。しかし、EAを使った自動売買取引はOKしている業者が多くいます。
他業者間での両建て
海外FXでは、他のFX業者との両建ても禁止事項に該当します。「他業者間の両建て」とは、具体的には以下のような取引を指します。
● XMTradingでドル円を10,000円分買い
● GEMFOREXでドル円を10,000円分売り
このような複数業者間での両建ては、ゼロカットシステムを悪用した取引とみなされるため禁止です。別々の業者間での両建ても、MT4やMT5の履歴によって確実にバレるので絶対に止めておきましょう。
複数人による両建て
海外FXでは、複数人による両建ても禁止されています。具体例として、以下をチェックしておきましょう。
● 自分:ドル円の買いエントリー
● 友人:ドル円の売りエントリー
たとえ友人や家族であっても、両建てを目的にトレードすることは禁止事項に該当します。
過去に、複数人での両建てでペナルティを受けた事例もあるため、絶対にやめておきましょう。
複数口座間での両建て
海外FXでは、1つのアカウントで複数口座を開設できる取引所が多くあります。しかし、複数口座間での両建て取引は禁止です。以下の例をチェックしておきましょう。
● A口座:ドル円の買いポジションを保有
● B口座:ドル円の売りポジションを保有
このような両建ては同一通貨ペアだけではなく、ユーロ円とドル円のような相関のある通貨ペアでも禁止されています。どの通貨ペアの両建てが禁止事項に該当するかは、各業者のカスタマーサポートへ問い合わせてみてください。
裁定取引(アービトラージ)
海外FXでは、同一価値をもつ銘柄間で発生する、一次的な金利差や価格差を利用した取引手法「アービトラージ(裁定取引)」も禁止事項に該当します。アービトラージでは、同一銘柄において価格の安い方を買い、価格の安い方を売り、両者の価格差が縮小した時に反対売買で利ざやを稼ぎます。
このようにアービトラージ(裁定取引)では、理論上リスクなく利益の獲得が可能です。そのため、ほとんどの海外FX業者で禁止されています。
指標発表時のハイレバレッジ取引
海外FXでは、経済指標発表時のみを狙ったハイレバレッジトレードも禁止です。禁止事項に該当する可能性のある主な経済指標として、以下が発表されるタイミングと考えられます。
- 政策金利
- アメリカ雇用統計
- 国内総生産(GDP)
- 消費者物価指数(CPI)
経済指標発表時のトレード自体は問題ありませんが、ゼロカットシステムを悪用したハイレバレッジトレード・フルレバレッジ取引は禁止事項にあたります。禁止事項に抵触したと判断されると、トレードで得た利益が取り消される可能性があるため注意しましょう。
窓開けや窓埋めのみを狙った取引
海外FXでは、窓開けや窓埋め時だけを狙った取引も禁止事項に該当します。「窓開け」とは、週末や重要なイベント時に、終値と始値の間に大きな価格差が生じるタイミングをいいます。一方「窓埋め」とは、窓開けで乖離した価格がなくなる動きのことです。
一般的に、窓埋めは8割以上の確率で起こるといわれています。窓開け後の窓埋めを狙うことで高確率で利益を得られるものの、故意に窓開け・窓埋めを利用していると業者側で判断された場合は、禁止行為に抵触したと認定されるかもしれません。
ボーナスを不正取得するための取引
海外FXでは、ボーナスやポイントの不正取得とみなされる行為を禁止しています。多くの海外FXでは、以下のようなボーナス・キャンペーンが行われています。
- 新規口座開設ボーナス
- 初回入金ボーナス
- ジャックポットなど、その他のボーナス・キャンペーン
ボーナスの不正取得として考えられるのが、口座開設ボーナスを重複して受け取るケースです。海外FXでは、口座開設ボーナスを受け取れるのは1人1回までとされています。しかし、虚偽の個人情報や他人の名義を使って口座開設することで、口座開設ボーナスを取得することは可能です。このような不正行為は全面禁止で、ボーナスを取得するとアカウント停止など重いペナルティが課せられます。
接続遅延やレートエラーを利用した取引
海外FXでは、接続遅延・レートエラー狙いのトレードは禁止事項に該当します。接続遅延やレートエラーは、重要な経済指標発表時やイベント時に注文量が増大することで発生することがあります。
このようなタイミングでは、正常な市場価格を注文に反映することができません。禁止事項に該当するだけでなく、大きな損失に繋がる可能性もあるので、エラー時のトレードは控えた方が無難でしょう。
透明性のあるトレードをしたい方ならXM Tradingがおすすめ
禁止行為に抵触すると、トレーダーにはさまざまな罰則が課せられます。そのようななかでも透明性のあるトレードを行いたい方は、XM Tradingを利用するのがおすすめです。XM Tradingの特徴は、以下のとおりです。
内容 | |
ボーナス | 口座開設ボーナス・・・1万3,000円
入金ボーナス・・・~500ドル入金100%、500ドル超~:入金20% キャッシュバック・・・3.3ドル~6.6ドル |
レバレッジ | 1,000倍(ゼロ口座は500倍) |
スプレッド | ドル円1.6pips、ユーロドル1.66pips |
ロスカット | 20% |
ゼロカット | ○ |
スキャルピング | △ 可能だがサーバー負荷が多い場合は連絡がくる |
日本語対応 | ○ |
ライセンスの有無 | セーシェル(FSA)、投資家資金補償保険100万ドル |
XM Tradingで禁止されていない行為
多くの業者では禁止行為があります。しかし、XMTradingにおいて、以下のような行為は禁止されていません。
- 同一口座内での両建て
- スキャルピングトレード
- 経済指標発表時のトレード
- EA(自動売買)取引
詳細を見ておきましょう。
同一口座内での両建て
XMTradingでは、同一口座内での両建て取引は禁止していません。XMTradingで禁止している両建ては以下の3つです。
- 複数口座間での両建て
- XM以外のFX業者間での両建て
- 複数人での両建て
これらの両建てを禁止している理由は、ゼロカットシステムの悪用を防ぐためです。同一口座内の両建てであれば、ゼロカットを悪用した取引はできないため両建て取引が可能となっています。
スキャルピングトレード
XMTradingでは、スキャルピングトレードを禁止していません。公式サイトでは、以下のように掲載されています。
XMTradingではスキャルピング時の保有時間などの制限もないため、自由にスキャルピングトレードが可能です。ただし、XMTradingはスプレッドが広く、スキャルピングトレードには不向きといわれる点も押さえておきましょう。
経済指標発表時のトレード
XMTradingでは、経済指標の発表時でもFX取引が可能です。経済指標発表時は、大きな値動きが予想されるため短期間で大きな利益を狙うことができます。一方、経済指標発表時のトレードには以下のようなデメリットもあります。
- 予想が外れると大きな損失になる
- スプレッドが広がりやすい
- スリッページが発生しやすい
経済指標発表時にトレードする場合、十分な準備をしてから取引に望みましょう。また、経済指標発表時のみを狙ったハイレバレッジトレードは禁止されているため、注意が必要です。
EA(自動売買)取引
XMTradingでは、EA(自動売買)取引も禁止されていません。XMTradingでは、口座を8つまで開設できるため、複数のEAで別々に運用することも可能です。また、EAと裁量トレードの口座を分けることで決済ミスなどを防止することができます。ただし、超高速トレード(HFT)や外部システムを利用した取引は禁止されているので注意が必要です。
まとめ
海外FXでは、多くの業者で禁止されている行為があります。故意の操作で行為に抵触した場合、口座が凍結されてFXトレードができなくなってしまう可能性があります。内容をきちんと理解し、透明性の高いトレードを実現したい方は、世界でも信頼性の高いXM Tradingを利用してみてはいかがでしょうか。