海外FXの約定拒否

海外FX業者を選ぶ基準に、スプレッドの狭さや約定力の大きさがよく挙げられます。しかし、どんなにスプレッド値が小さくて約定率が高くても、約定拒否が発生しやすいFX業者では利益を出せません。しかし、海外FX初心者のなかには、約定拒否がどのような原因で生じているのかわからない方もいるでしょう。

この記事では、約定拒否の仕組みや似たようなシーンで使われるFX用語、約定拒否を回避する方法について解説していきます。さらに、約定拒否が生じにくい海外FX業者も掲載しています。約定拒否の意味が知りたい、約定拒否を回避してFXトレードを楽しみたいと思う方は、参考にしてみてください。

海外FXの「約定拒否」とは何か?

FX取引を行っていくなかで、よく「約定拒否」という言葉を耳にする機会があるでしょう。しかし、FX初心者の多くは意味を理解しておらず、どういったものなのかわからない方も多いはずです。ここからは、海外FXにおける約定拒否について、詳しく解説していきます。

「約定拒否」とは?

約定拒否とは、FXのトレードで注文を出しても、約定されない状態のことです。リジェクトと呼ばれることもあります。

約定拒否が発生する原因

約定拒否の原因は、思いもよらないシーンで為替レートが乱高下することが挙げられます。このようなシーンでは、トレーダーが注文を出したときの価格よりも、大きく変動したタイミングで約定されるケースがあります。

そうなれば、FX業者が大きな損失を抱える可能性もあるでしょう。そのような業者側に大きな損害が生じそうなときに、約定拒否が生じやすいといわれています。約定拒否が起きるかどうかは、FX業者によって異なります。

「オフクオート」「スリッページ」「リクオート」との違い

約定拒否の類語に「オフクオート」「スリッページ」「リクオート」があります。海外FX初心者のなかには、これらの言葉の違いがわからない方もいるのではないでしょうか。ここでは、約定拒否と間違われやすい言葉について、詳しく解説していきます。

オフクオートとは?

約定拒否と混同されがちなものに「オフクオート」があります。オフクオートとは、FXトレーダーが希望する注文が市場で見つからず、結果的に成立しない状況をいいます。そのため、オフクオートの状態になっているときは注文自体の選択ができません。そもそもオフクオートは、取引量の大きいロットの注文などで発生しやすいといわれています。

スリッページとは?

「スリッページ」とは、注文時の指定レートと実際に約定したレートの差のことです。英語では「slippage」と表記され、日本語に直訳すると「滑り」や「ずれ」を意味します。FXの各注文には証券会社が間に入っているため、各社の注文を通すスピードに差が生じるケースがあるのです。

スリッページが発生すると、思っていたレートと違う数値で決済されたことが原因で、取引に負けてしまうケースがあります。そうなれば、不利になるのはトレーダー側です。海外FXにおけるスリッページは、レートが乱高下するタイミングで発生しやすいといわれているため、為替の動きには注意が必要かもしれません。

リクオートとは?

「リクオート(Requote)」とは、トレーダーが注文した際の価格で約定されずに、FX業者から別の価格で約定を提示されることをいいます。例えば、以下のようなシーンはリクオートに該当します。

● 1ドル100円を保有
● 相場が102円になったタイミングで注文
● FX業者に注文を拒否されて元の100円が提示される

このとき、FX業者が提示してくる価格は、希望価格よりも低くなるケースがあります。自身の希望価格より低い価格で約定すると損失につながるため、注意が必要です。

約定拒否を回避する方法

約定拒否が生じると、トレーダーの思うようにトレードが進まない可能性が高くなります。場合によっては決済のタイミングを失い、焦ったエントリーで損失につながるケースもあるでしょう。そのような状況は、できる限り避けたいものです。
以下は、約定拒否を回避するための方法に挙げられることです。

●指値で注文する
●海外FXを利用する

それぞれの詳細を解説していきます。

指値で注文する

約定拒否を防ぐには「指値注文」が効果的です。指値注文とは、あらかじめ価格を指定して注文する方法をいいます。希望の決済額を決めておけば、希望価格以上でしか決済されなくなるので、約定拒否につながる可能性が低くなるでしょう。

ただし、頻繁に約定拒否を行っているFX業者は、指値注文であっても約定されない可能性があるため注意が必要です。また、指値注文は約定しにくく、短期間で行う取引には不向きです。

このように、指値注文には約定拒否を防ぐ効果はありますが、デメリットもあるため完全に防ぐのは難しいかもしれません。あくまでも回避できる可能性が高い方法の一つとして、思っておくのがよいでしょう。

海外FXを利用する

海外FX業者には「約定拒否が一切発生しない」と明言しているところが多くあります。なぜなら、海外FX業者は「NDD取引」と呼ばれる、インターバンク市場の金融機関と直接取引しているためです。

インターバンクとは、金融機関などの限られた参加者だけが取引をしている、為替市場のことをいいます。為替市場と直接取引しているため、FX業者とトレーダーの間で、高い透明性が形成されています。その結果、FX業者とトレーダーの間に約定拒否が一切発生しないのです。

約定拒否が発生しない海外FX業者

海外FXで約定拒否が起きるのを防ぐには、「約定拒否なし」「リクオート発生なし」と公言している業者を選ぶのがおすすめです。ここでは、約定拒否が発生しにくいおすすめの海外FX業者を紹介していきます。

XM Trading

XM Tradingは、約定率100%で約定拒否なしと公言している海外FX業者です。190カ国以上に展開する大手海外FX業者で、常時開催のボーナス・キャンペーンを魅力に感じている方も多くいます。日本人トレーダーの数も多く、安心して利用できるFX業者の一つです。
XM Tradingの詳細について、以下を参考にしておきましょう。

内容
ボーナス 口座開設ボーナス・・・1万3,000円

入金ボーナス・・・~500ドル入金100%、500ドル超~:入金20%

キャッシュバック・・・3.3ドル~6.6ドル

レバレッジ 1,000倍(ゼロ口座は500倍)
スプレッド ドル円1.6pips、ユーロドル1.66pips
ロスカット 20%
ゼロカット
スキャルピング △ 可能だがサーバー負荷が多い場合は連絡がくる
日本語対応
ライセンスの有無 セーシェル(FSA)、投資家資金補償保険100万ドル

また、実際にXM Tradingを利用しているトレーダーからは、以下のような口コミもみられます。
XMはさまざまなボーナスがあり、非常に好感のもてるFX業者です。また、入出金トラブルも経験したことがなく、安心して使用できると思います。数ある海外FXのなかでもダントツでおすすめしたい業者です。

このように、XM Tradingはボーナスやレバレッジが多く、全体的にバランスの良い海外FX業者といえます。初心者でも安心して利用できそうです。

GEMFOREX

GEMFOREXは、全取引の99.99%が0.78秒以内に執行する約定力をもつ海外FX業者です。最大1,000倍のレバレッジが全口座タイプ共通していることや、約定力を生かした無料の自動売買・ミラートレードができることが特徴に挙げられます。
GEMFOREXの詳細について、以下の表でチェックしておきましょう。

チェック要素 内容
ボーナス 口座開設ボーナス・・・1万円~3万円

入金ボーナス・・・500万円まで入金100%

キャッシュバック・・・前日5ロット以上の取引で翌日入金2%~1000%

レバレッジ 1,000倍(レバレッジ5,000倍口座:5,000倍)
スプレッド ドル円1.6pips、ユーロドル1.7pips
ロスカット 20%
ゼロカット
スキャルピング △ 可能だがサーバー負荷が多い場合は連絡がくる
日本語対応
ライセンスの有無 ニュージーランド(NZFSP)、補償なし

その他、実際にGEMFOREXを利用しているトレーダーからは、以下のような口コミもみられます。
どの口座でも取引手数料が無料なので、非常に助かります。入金方法も多彩で、大変使い勝手が良いです。さらに、ボーナスやキャンペーンの豊富さは、他の業者では考えられないほど。サポートの日本語対応は完璧といえるほどクオリティが高く、安心できています。

このように、GEMFOREXは入金ボーナスの多さとレバレッジの高さが魅力といえます。日本人トレーダーの数も多く、ライセンスも所有しているため安心して取引できる業者と考えてよさそうです。

まとめ:海外FX業者による約定拒否を回避しながらトレードを楽しもう

約定拒否とは、FXのトレードで注文を出しても、約定されない状態をいいます。思いもよらないシーンで為替レートが乱高下するときに生じやすく、海外FX業者が大きな損失を被ると予想した際に起こるといわれています。

このような約定拒否を防ぐには、指値注文か海外FX業者で取引するかのどちらかがおすすめです。指値注文にはデメリットもあるので、海外FX業者での取引がよいかもしれません。なかでもXM TradingやGEMFOREXは、日本人トレーダーの数も多く、運営実績も長い業者のため信頼性が高いと考えてよいでしょう。

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